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2022.10.31

なの花ワークスタイル

意外な事実が、次々と! 薬剤師の知られざるやりがい、話します。

こんにちは!なの花薬局の上野です。
地域の医療に寄り添い、薬学的知見に基づき適切な医療を患者さまに提供するのが薬剤師という仕事。
今回は、薬剤師ならではのやりがいを詳しくご紹介します。
お話を聞かせていただくのは、勤続11年目の金原さん。
薬剤師の知られざる仕事とは。選ばれる薬局としての工夫について。後輩の育成にかける想いなどをうかがいました。
薬剤師を目指されている方は、ぜひ参考にしてください!

病院、施設、患者さま宅。広がり続ける活躍の場。

ーさっそく、薬剤師の仕事について教えてください。

金原:患者さまから処方箋をいただいて、調剤をして、飲み方や効果についてコミュニケーションをとる、というのが一般的な仕事の流れです。でも、実は薬剤師が働く場所は、薬局だけではないんです。

ー確かに活躍の場所が広がっている印象があります。薬局以外での仕事にはどんなものがあるのか、改めて教えてください!

金原:薬局を出て高齢者施設や患者さまのご自宅に伺って、定期的な薬をお渡しするのはよくある仕事の一つですね。いわゆる「在宅業務」と言われるものです。他にも、「退院時カンファレンス」というものに参加することもあります。患者さまが退院後に自分らしい生活を送るにはどうすればよいかを考えるために、医師、患者さま、看護師、薬剤師、ケアマネジャー、ホームヘルパーが病院に集まって話し合いをするんです。退院後、患者さま自身がどんな生活を望まれているのか、処方されている薬に使い方や副作用の注意点があるか、関係者のみなさんとしっかり打ち合わせをすることが重要です。

ー患者さまが薬剤師に話す内容は、医師とはまた違う内容になるのでしょうか。

金原:そうですね。薬剤師を身近に感じてくださる方も多いようで、薬局でお話しするときに、病院では言えなかった本音を話してくださる方もいるんです。何度も通われている患者さまだと、こちらも背景を知っているので悩みを深く聞き取ることができます。

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ー患者さまとコミュニケーションをとる中で、やりがいを感じたことはありますか?

金原:ある在宅の患者さまで、食事ができず、栄養剤を処方されている方がいました。けれど、部屋に新しい栄養剤を持っていくと、前の分が残っている。「どうしたんですか?」と聞いたところ、「これを飲むと下痢をしてしまうので飲むのを控えていたんだけど、お医者さんや看護師さんにはなかなか言えなくて」とおっしゃるんです。私はすぐに、トレーシングレポートにて、医師にその旨を報告しました。いい意味で気安さを感じる薬剤師という職業だから、患者さまは心を開いて本当のことを教えて下さったのではないかと思います。こうして患者さまへの貢献を実感できると、やりがいを感じますね。薬剤師は、幸いなことに「ありがとう」と言っていただく機会が多い仕事。本当に恵まれているなと思います。

確かにそれは、薬剤師だからこそできる患者さまへのサポートですね!

何より嬉しいのは、部下が成長した瞬間。

ー金原さんのお仕事の内容を教えてください。

金原:薬剤師の仕事と並行して、薬局長として人材育成やマネジメントなどの店長業務も任されています。

ー薬剤師としての業務に加えて、店長としての仕事もされているんですね。店舗にはどのような方が在籍していて、それぞれとどのように関わっていますか?

金原:店舗には新人からベテランまで、薬剤師4人、医療事務職など薬剤師以外の4人の計8人が在籍しています。年齢層も幅広く、1番上は68歳のベテランの嘱託職員です。その方は自分にはない目の付け所を持っており人としても尊敬しています。逆に、年下の新卒2年目の若手薬剤師は、薬剤師としてはまだ半人前なので、自立できるように日々フォローや指導をしています。わからないことを周りに相談しやすい環境づくりも、薬局長として意識しています。

ーマネジメントをしていてやりがいを感じる瞬間を教えてください。

金原:なんといっても、部下の成長が実感できたときが一番嬉しいですし、やりがいを感じます!ありきたりかもしれませんが...(笑)。今では本当に育成の仕事が楽しくって仕方ありません。最近では、新卒2年目の若手薬剤師の、監査での正確性と速度がぐっと向上してきたんです。薬の説明をする際も、要点を頭に入れて的確に話せるようになってきたと感じます。それ以外にも、「薬剤師としての気づき」のレベルが上がってきました。処方された薬が症状に対して逸脱しているかは学生でも簡単に判断できます。けれど、一見逸脱しているようでもきちんとした理由があってOKな場合もあれば、一見大丈夫そうでも確認を要することもある。そういうときの判断が現場のレベルに近づいてきたと感じたのが、最近嬉しかったことですね。1人前の薬剤師まであと一歩。ぜひ頑張ってほしいなと思います。

ー最後に、若手の薬剤師にどのように成長してほしいか、金原さんのご意見をうかがいたいです。

金原:処方箋にもとづいて事務的に薬を渡すだけの薬剤師ではなく、自分で考えて、患者さまに対して良いフィードバックができる、一歩レベルの高い薬剤師になってほしいと思いますね。日々の仕事や患者さまとのコミュニケーションを通して、人間的にも成長してほしい。薬剤師はそれができる仕事だと思います。

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ーありがとうございました!

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