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2024.04.30

薬剤師の知識

保険薬剤師とは?調剤薬剤師との違いや登録の流れ、就職先など詳しく!

目次

こんにちは!なの花薬局の柳澤です。

意外に知られていない分類ですが、薬剤師は保険薬剤師と調剤薬剤師の2種類に分けられることをご存じでしょうか?
実は、その中でも保険薬剤師にしかできない業務があるのです!

そこで今回のコラムでは、そんな保険薬剤師の役割や仕事内容を解説します。
保険薬剤師になるための方法や調剤薬剤師との違いについてもお伝えしますね。

薬剤師の働き方の一つなので、薬剤師を目指している方はぜひご覧ください。

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保険薬剤師とは?調剤薬剤師との違いも

保険薬剤師とは、保険医療機関や保険調剤薬局で働き、保険調剤業務を行う薬剤師のことです。

「保険」とは、国民健康保険や健康保険などの公的医療保険のこと。
保険診療による処方箋に基づいて、保険が適用になる薬の調剤業務を行うのが保険薬剤師の仕事です。
また、保険医薬品の医療費を請求するための保険点数算定業務も行います。

公的医療保険が適用される診療や医薬品は、全国どの医療機関・薬局でも同じ価格で医療を受けられ、その医療費の7割は保険組合や自治体が負担。
自己負担は3割となります(年齢や収入などの条件によって自己負担割合は変わります)。

【保険薬剤師の主な仕事】

  • 保険調剤業務
  • 保険点数算定業務
  • 患者さまへの服薬指導、相談など

なお、「保険薬剤師」に対して「調剤薬剤師(保険外調剤薬剤師)」は、健康保険の適用がない調剤業務を行う薬剤師のことです。
保険外医薬品の費用は、患者さま本人の10割負担となります。

保険薬剤師、調剤薬剤師とも、医師の処方箋をもとに調剤をし、患者さまへ服薬指導をしたり、相談に乗ったりする部分は同じです。
薬剤師という大きなカテゴリーの中に、保険調剤業務を行える「保険薬剤師」がいるというイメージです。


保険薬剤師として登録するには?

保険薬剤師になるには、大学の薬学部で6年制の薬剤師養成課程を修了し、薬剤師の国家試験に合格したあと、保険薬剤師として地方厚生局に登録する必要があります。

保険薬剤師登録の流れは以下の通りです。

  1. 1.住所、または勤務地を管轄する厚生局事務所へ、保険薬剤師登録申請書と薬剤師免許証の写しを提出する
  2. 2.厚生局から登録票が交付される
  3. 3.指導監督のための必要書類を厚生局へ提出する
  4. 4.新規指定時指導(研修)を受講する

なお、新規登録のほか、以下の場合にも手続きが必要です。

再交付

登録票を紛失してしまった場合などです。
「保険医・保険薬剤師の登録票再交付申請書」を管轄の地方厚生局へ提出します。

異動

地方厚生局の管轄を超えて引越しをする場合などです。
転出前の地方厚生局へ「保険医・保険薬剤師管轄地方厚生(支)局長変更届」を提出します。

氏名変更

結婚などで本人の氏名が変わる場合です。
「保険医・保険薬剤師氏名変更届」を管轄の地方厚生局に提出します。


保険薬剤師は保険薬局でしか働けない?

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保険薬剤師は、「保険調剤業務ができる薬剤師」ですが、もちろん保険薬局以外で働くことも可能です。
病院(保険医療機関)や保険薬局のほか、保険外調剤薬局やドラッグストアでも働けます。
保険薬局以外の職場では保険調剤業務はありませんが、保険外調剤や保険外医薬品の服薬指導、患者さまの相談対応などを同じように行います。

ただし、保険調剤や保険点数算定などは保険薬剤師のみの業務です。
保険調剤に関わる仕事をしたいなら、保険薬剤師として病院や保険薬局に勤務する必要があります。

このように薬剤師であっても勤務先や働き先ごとに、業務内容ややりがいは異なります。
自身のやりたいことや適性を考えましょう!

なの花薬局では保険薬剤師としてやりがいを持って活躍できるよう、独自の教育制度を導入しています。
変わっていく環境に対応して研鑽を積み、薬学的ケアの実践能力と発揮度の見える化、モチベーションアップを目的とした充実した制度になっています。
皆さんの成長を継続的に支え、より職能を発揮し、やりがいを持って働くことができるようサポートします!

以下のコラムも勤務先を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
薬剤師のやりがいは?やりがいを感じられない時の対処法も知っておこう


保険薬剤師とは保険調剤業務を行える薬剤師のこと

保険薬剤師とは、保険医療機関や保険調剤薬局で保険調剤業務を行う薬剤師のことです。
公的健康保険が適用の保険診療による処方箋に基づいて、保険適用となる薬を調剤し、その保険点数算定を行います。

保険薬剤師として登録するには、薬学部の薬剤師養成課程を修了し薬剤師の国家試験に合格したあと、地方厚生局へ申請、必要書類の提出、講習の受講などが必要です。
登録後も、登録票の再交付や異動、氏名変更などの際には手続きが必要になります。

保険薬剤師は病院や保険薬局以外にも、保険外薬局で働くことも可能です。
保険外薬局では保険調剤業務はありませんが、保険外医薬品の調剤業務や患者さまの服薬管理や相談などの業務を行うことは同じです。

なの花薬局では、薬剤師の就活に役立つ情報を随時発信しています。
薬剤師を目指す方や薬剤師の働き方について疑問がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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