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2020.07.30

薬剤師の知識

薬剤師国家試験の参考書や問題集のおすすめは?勉強法も紹介!

目次

皆さん、こんにちは。
なの花薬局人事部の神森(じんもり)です。

薬剤師国家試験の対策には欠かせない参考書や問題集。
とはいえ、参考書も問題集もたくさんの種類があって、どれがいいのか分からないと悩む人も多いのではないでしょうか?
また、どれも1冊当たりの値段が高いため、あれこれ買って試すのも難しいですよね。

今回は、薬剤師国家試験でおすすめの参考書や問題集をご紹介します。
効果的な使い方についても詳しく解説しているので、選ぶ際の参考にしてみてくださいね!

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数ある薬剤師国家試験対策の参考書から、現役薬剤師がおすすめする6冊!

薬剤師国家試験の参考書は、必要なものを全て揃えようとすると数万円掛かるため、新品購入に躊躇することもあるかと思います。
私も一人暮らしをしてバイトでお小遣いを稼ぐような薬学生だったので、気持ちは分かります。

しかし、国家試験に合格し薬剤師として働くようになれば、それ以上の価値として自身に返ってきます。
今回おすすめする参考書を購入し繰り返し使って薬剤師への道を歩んでいってもらいたいです。

1.薬剤師国家試験対策参考書(新青本) 【薬学ゼミナール】

薬ゼミが提供している青本は、薬剤師国家試験を受験する学生の95%以上が使用しており、国試対策参考書として圧倒的なシェアを保有しています。
参考書である「青本」と、既出問題・薬ゼミオリジナル問題が詰まった「青問」の2分冊セットで、持ち運びが可能なコンパクトさも魅力です。
国家試験の全範囲を網羅していますし、改訂コアカリキュラムに準拠した新出題基準に対応しています。

参考書である「青本」は、各項目ごとに「到達目標」が掲載されており、「一般目標」に到達するための具体的な学習内容の記載もあるため、目標を見据えてレベルアップできます。また、出題頻度が掲載されているほか、薬ゼミで配信しているオンライン教室の無料動画とリンクしているところも魅力的です。
項目ごとに勉強した知識は一問一答の確認問題ですぐにチェックできるようになっており、基礎を固めるための学修も行えます。

問題集の「青問」は過去7年分の既出問題と薬ゼミオリジナル問題が収載され、問題数は大幅に増やされています。
「左ページには問題、右ページには解答・解説」の構成となっており、見開きページのみで問題演習や解答・解説の確認ができるようになっています。

解答は赤シートで隠すことができるよう赤文字で記載されているのもありがたいですね。

中でも薬ゼミオリジナル問題は、薬ゼミの過去の模擬試験問題や薬剤師国試予備校「薬ゼミ」に通う学生だけに提供していた問題を一般に向けて提供されるものです。

問題を解きながら、分からなければすぐに解説を確認できるため、苦手箇所を繰り返し復習できる点は非常に良いですね。

フルカラーで、イラストや写真、図表を多く盛り込んでおり、内容をイメージしやすいのもおすすめのポイントです。
薬剤師国家試験合格のために必要な知識はもちろん、薬剤師になってからも必要になる情報まで記載されているため、薬剤師として働き始めてからも重宝する参考書です。

2.薬ゼミの要点集【薬学ゼミナール】

薬剤師国家試験の直前対策として多くの学生が利用しています。

上述した「青本」とリンクしており、青本の中の重要なポイントが豊富な図表やイラストと共にコンパクトに収載されているのが特徴です。
赤字で記載されている箇所は特に重要な情報でもあり、優先的に暗記するため要点集を基に「暗記カード」を作成し繰り返し復習しても良いでしょう。

この要点集自体がコンパクトなため、国家試験当日に苦手科目だけ持っていき直前に見直す事ができるのもメリットです。

「3分で1点UP!」を謳っていて、 短時間で手軽に復習できるため、空いた時間や移動の時のお供に最適です。

3.領域別既出問題集[改訂第8版]【薬学ゼミナール】

過去7年分の問題を出題基準に沿って領域別にまとめた問題集です。
いわゆる「過去問」ですね。

過去問は実際に出題された問題のため、これらを解く事で薬剤師国家試験の雰囲気や出題傾向を知ることができますし、自分の弱点を把握することができます。

過去問を解く事は対策の中で必須です。
解く際も「しっかりと理解する」ことを意識して、参考書を見返すなどし、不明点をなくすようにしてください。

過去7年分を必ず最低でも3回、できるなら4〜5回繰り返し解く事をおすすめします。
繰り返し解いて9割取れるようになったら、自信をもって良いと思います。

4.薬剤師国家試験過去問集【メディセレ】

ここまで国家試験対策の王道ともいえる薬ゼミの参考書ばかりご紹介しましたが、知識や解釈の仕方に偏りが出てしまう可能性があります。
別の解釈から理解を深めたい、他の解説を参考にして理解のためのヒントにしたい、という場合は過去問集だけ別のものに変更する事をおすすめします。

例えば、今回ご紹介する大手予備校の一つメディセレが作成した過去問集。
問題自体はもちろん同じですが、解説や周辺知識は異なる場合もあるため青本だけの学習で理解が深まらない際は切り替えてみても良いでしょう。

5.薬剤師国家試験対策必須問題集Ⅰ・Ⅱ 2021【薬学教育センター(編)】

薬剤師国家試験の「必須問題」の対策として有効な問題集です。
必須問題は比較的得点を取りやすく、むしろ必須問題での得点が合否を左右するほど重要になってきますので、十分に対策することをおすすめします。必須問題で9割以上取ることを目指しましょう。

国家試験の1日目に必須問題で高得点を獲得することで、2日目は精神的にも楽に挑めるようになります。繰り返し解いて得点源となるよう弱点を克服してください。

またCBT対策にもなるという点もおすすめポイントです(CBTに出題される問題は国試の必須問題レベルであるため)。
CBT対策をしたい4年生や必須問題の正答率を高めたい方はぜひ利用してみてください。

6.コアカリポケット問題集【ファーマプロダクト】

科目毎に分かれた問題集になっており、多くの問題がコンパクトにまとめられています。
持ち運びしやすいため、移動などの時間を利用し苦手科目の勉強を進めるのに役立ちます。

こちらもCBT対策として用いる学生さんも多いため、低学年の時から購入し活用しても良いでしょう。

薬剤師国家試験勉強の流れとは?いつどんな勉強をすべき?

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簡単に、勉強開始から国家試験対策のための勉強の流れを時系列で説明しておきます。

詳しい勉強方法は「薬剤師国家試験の勉強法は?勉強のコツや戦略を解説!」も参考にしてくださいね!

薬学部5年生秋〜冬頃:勉強開始。対策は余裕を持って

国家試験の勉強は早く始めるに越したことはないです。
「6年生の秋くらいからでも間に合う」という声も聞こえますが、そこは惑わされないようにしましょう。

勉強を開始してみると、「これなら○○カ月くらい掛かりそう」となんとなく分かるかと思います。それが残り数カ月しかない状況で判明すると、取り返しがつきません。

この時期から本腰を入れて勉強する必要はありませんが、参考書や要点集に目を通す、合格した先輩から勉強方法を聞いてみるなど、少しずつ意識して勉強を始めてみると良いでしょう。

そして、早い時期に直近の過去問を解いてみてください。
自身の今の実力を確認することができます。何が分からないか、どこが弱点かを知るためにも必要です。

薬学部6年生4月頃:本格的に過去問に挑戦

この時期から『領域別既出問題集』などの過去問を解き始めるのがおすすめです!

分からない箇所について理解を深めるために「青本」などの参考書を用います。
過去問は繰り返し解く必要がありますので、この時期からスタートさせるのが良いですよ。

薬学部6年生9月〜10月頃:落としたくない必須問題を攻略

この時期に大手予備校主催の模擬試験が開催されます。
「必須問題集」を集中的に解く事で得点に繋がりますし、それが自信になり国家試験対策へのモチベーション維持になります。

薬学部6年生11〜12月頃:暗記と知識の深堀りをバランス良く

この時期も「必須問題集」や「過去問集」を繰り返し解き、大量の情報を暗記することをおすすめします。

また、暗記だけでなく解けなかった・分からなかった問題については「青本」などの参考書を活用しながら勉強を進めると良いですね。

薬学部6年生1月〜2月頃:国家試験の直前対策!体調管理も徹底

この時期になると苦手科目は絞られてきていると思いますので、「領域別既出問題集」などを用いてもう一度復習し直しましょう。

直前では追い込みも大事ですが、なにより体調管理が大事になってきます。
試験当日に体調を悪くして本来の能力を発揮できないまま不合格になる人もいます。

インフルエンザが流行る時期でもありますので、十分に体調管理は気を付けてください。

薬剤師国家試験は早めの対策を!おすすめ参考書を繰り返し解こう!

社会人になっても同じですが、小さな目標を立てて少しずつクリアする、それを繰り返すことで成功体験が身につき自信に繋がってきます。

ご紹介した参考書や問題集を目の前にすると、膨大な情報量であることが分かります。

国家試験合格とその先を見つめ、それを勉強への原動力とすることで合格へ近づいていくはずです。
できるだけ早めに対策を始め、自信をつけてモチベーションを維持しながら勉強に励み、薬剤師国家試験合格を掴んでもらいたいと思います。

なの花薬局では、薬剤師を目指すみなさんへ就活サポートコラムを発信中です!
就職活動や試験の勉強に悩んだときは、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

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