2023.03.01

健康コラム

3月 健康コラム「花粉症のセルフケアと食事」

今年も花粉症のシーズンになりました。①.jpg
2023年の飛散開始は例年並みで九州から関東で2月上旬からスタートと言われています。また花粉のピークも例年並みで、3月上旬からピーク入りする地点が多く、飛散量は九州~東北で前シーズンより多く、特に四国・近畿・東海・関東甲信で非常に多い予想となっているようです。(日本気象協会より)


〇花粉症と食事
花粉症は症状の一つで、免疫の過剰反応によって起こります。花粉症に負けない体をつくるためには、さまざまな栄養素を摂取できるようにバランスの良い食事をとることが重要です。
甘いものや脂っこいもののとり過ぎなど栄養の偏った食生活を送っていると、自律神経が乱れて免疫機能が正常に働かなくなり、花粉症の悪化につながりかねません。皆さんバランスの良い食事はとれていますか?

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バランスの良い食事とは
体調が崩れると花粉症の症状は悪化しやすいので、バランスの良い食事で体調をととのえましょう。主食・主菜・副菜をそろえ、食事で栄養素をバランスよくとることが基本です。特に、脂肪や塩分のとり過ぎは注意しましょう。

免疫機能を維持するために重要な食品を選んで食べるのも良いでしょう
ひとつの成分や食品に偏らず、様々な食品を食べる方が効果的です。
③.jpg症状を悪化させるものは避けましょう④.jpg
タバコは自身の煙が悪影響を及ぼしますが、タバコを吸わない人も煙によって刺激を受けてしまいます。
鼻粘膜の状態を良くするように悪化の因子であるストレス、睡眠不足、飲みすぎなどを抑えることが必要です。

○花粉症のセルフケア⑤.jpg
全く症状をなくすことは不可能ですが、ご自分でできる工夫で症状を軽くすることができると考えます。原因の花粉を少しでも体の中に入れないようにする努力が必要です。

①外出時にマスク、めがねをする。⑥.jpg
花粉症用のマスクでは花粉が約1/6、花粉症用のめがねでは1/4程度に減少することが分かっています。
②花粉情報に注意し、花粉飛散が多いときには無駄な外出は避けるようにしましょう。
③家にいる場合でも、花粉飛散の多いときには窓の開け閉めに注意をしましょう。
④外出する場合には花粉のつきやすいコート(ウールや毛足の長いもの)を着ることは避けましょう。
⑤外出から帰ってきたら、玄関の外で衣類の花粉をはらい、室内に持ち込まないようにしましょう。
そして、すぐに顔を洗い、うがいをすることをお勧めします。⑦.jpg
⑥ 習慣的な運動は免疫力を高めてくれるので、花粉防御をしたうえでは推奨されています。

セルフケアと医師、薬剤師による治療を含め、花粉症の季節を快適に過ごせるよう工夫してみましょう。⑧.jpg

~こちらもご参照ください~
からだPlus今日からできる花粉症対策 早めの対策で乗り切る!
https://www.nanohana-ph.jp/plus/post-18.php

参考:日本気象協会HP  
厚生労働省 ~花粉症の疫学と治療そしてセルフケア~

株式会社永冨調剤薬局 赤嶺 沙緒里(管理栄養士)



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