2024.01.04
健康コラム
1月健康コラム:季節の変わり目、あなたのお肌は大丈夫?
冬が本格化するこの季節、お肌の乾燥・肌荒れが気になる... という方は多いのではないでしょうか。
春は砂埃や花粉による痒み、夏は皮脂による毛穴の詰まり、秋から冬にかけては気温の寒暖差に乾燥と、年中お肌悩みは尽きません。
毎日のスキンケアはもちろんですが、外側からのお手入れをどれだけ頑張っても、体の内側からのケアがなければ、お肌が修復されるまでに時間がかかってしまいます。
古い皮膚から新しい皮膚に入れ替わることをターンオーバーと呼び、約28日間の周期で表面が入れ替わりますが、この正常な周期でターンオーバーが行われるピークは、20代前半までといわれています。
年齢を重ねるにつれ、40日、45日...と日数が伸びていくのです。
また、過度なピーリングや洗顔によって皮膚が薄くなるとターンオーバーが早まることでお肌のバリア機能を失い、乾燥・肌荒れに繋がります。ターンオーバーは、早くても遅くてもよくありません。
それらに加え、偏った食生活によって細胞や皮膚を作るために必要な栄養素が足りていないと、ターンオーバーがうまくいかず、お肌の免疫は落ちていく一方です。
では、ターンオーバーに必要な栄養素とは、どのようなものでしょうか。
たんぱく質:筋肉だけでなく、皮膚を作るコラーゲンの素となります。
(例:肉、魚、卵、大豆製品、乳製品など)
ビタミンB群:栄養素の代謝を助け、皮膚や粘膜の健康維持にはたらきます。
(例:豚肉、牛肉、青魚など)
ビタミンC:体内のコラーゲン生成を助け、皮膚や粘膜の健康維持にはたらきます。
(例:緑黄色野菜、果物など)
食物繊維:便通をよくするなど、腸内環境を整え、老廃物の排出にはたらきかけます。
(例:野菜、きのこ類、海藻、こんにゃくなど)
主にこの4つの栄養素が挙げられます。
しかし、これらをたくさんとっても、お菓子や油物のとりすぎ、ストレスがかかることによってせっかくとったビタミンは消費されてしまいます。
特に、ビタミンB群・Cは、体内に長くとどまる事が難しいビタミンですので、不足しないよう、毎日欠かさず取り入れ、お菓子や油物の過剰摂取を控える必要があります。
まずは、主食・主菜・副菜を揃えた基本のお食事を目標に、上記の4つの栄養素を意識して取り入れていくとよいでしょう。基本の食事については、こちらのコラムをご覧ください。
(https://www.nanohana-ph.jp/blog/health/11.php)
キンケア、日々の紫外線対策、ストレスの緩和、規則正しい生活、栄養たっぷりのお食事を心掛け、季節に左右されない健康的なお肌を目指しましょう。
なの花薬局では、疾患に関するご相談以外にも、体重管理やお食事の見直しなど様々なお悩みに対して、対応しております。お気軽に、薬局までお立ち寄りください♪
参考:日本食品標準成分表2020(八訂)、日本人の食事摂取基準2020年版
大正製薬公式HP(TAISHO BEAUTY ONLINE)
株式会社なの花北海道 荒井春乃(管理栄養士)
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