先輩薬剤師インタビュー
幅広い経験ができる環境。
成長し、各地で還元したい。
なの花薬局 石見大田店福武 亮太2021年入社
人と接することが好きで、患者さまや地域など様々な人と関われる薬局薬剤師を志望しました。「広域勤務」を選択し、入社直後は滋賀県、2店舗目が現在の島根県です。1店舗目は内科・消化器内科の門前、今は総合病院や大学病院からの処方せんも応需し、門前では漢方薬の調剤もあるほか、在宅訪問では個人や施設の患者さまを担当。幅広い経験ができる環境にやりがいを感じています。以前、「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」という漢方薬の投薬の際、尿漏れに対して処方されていることを患者さまにご説明しました。ところが、ご帰宅後に患者さまがインターネットでお調べになり、「そんな効能はどこにも書いていない」と再来店されたのです。
処方元の医師は、県内屈指の漢方医。私から直接医師に確認すると、補中益気湯は妊婦の流産防止や膀胱症状に用いられ、筋肉を引き締める作用があると教えていただき、患者さまに丁寧にご説明することで納得いただきました。漢方薬の多岐にわたる作用の関係性を、医師から直接学べることは貴重な経験です。こうした医師との連携は、薬局長の積極的な働きかけがあってこそ。この環境に感謝しながら知見とスキルを身につけ、今は、どの地域でも対応できるジェネラリストになることが目標です。そして「広域勤務」の特性を活かし、薬局長から学んだことを全国の地域医療の質を高めることに還元したいです。